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樋上 久彰*; 杉本 誠; 中嶋 秀夫; 長谷川 満*; 保川 幸雄*; 吉田 清; 伊藤 郁夫*; 今野 雅行*
JAERI-M 92-127, 33 Pages, 1992/09
核融合装置に用いられる超電導磁石は、強大な電磁力が発生するため、コイル巻線部を強固な構造にすることが重要である。幹線部の剛性を向上させるためには、巻線部を構成している導体と絶縁物間の接着強度を向上させる必要があり、さらに巻線部内の応力分布を検討する必要がある。今回、この目的のために、(1)導体と絶縁物間の接着強度向上試験、(2)直線状試験体による3点曲げ試験、(3)パンケーキコイル模擬巻線による剛性試験を実施した。その結果、接着強度はエポキシ樹脂を用いたサンドブラスト処理が最も高くなることがわかった。また、曲げ試験では、絶縁物によって曲げ剛性が低下し、圧縮剛性試験では、巻線の剛性に影響を与えないことがわかった。
江草 茂則; 杉本 誠; 中嶋 秀夫; 吉田 清; 辻 博史
Advances in Cryogenic Engineering, Materials, Vol.38, p.247 - 254, 1992/00
高分子複合材料の77Kでの機械的性質における耐放射線性に関し、補強材の種類、試験片の厚み、及び照射雰囲気の影響について検討した。EガラスとTガラスクロスの複合材料に関する限り、これらの因子は複合材料の耐放射線性にはほとんど影響しないことが分かった。この結果は、高分子複合材料の劣化挙動はマトリックス樹脂の破壊歪の照射による変化によって事実上支配されるという劣化機構と一致している。高分子複合材料そのものの耐放射線性に加えて、高分子複合材料とステンレス鋼との間の接着強度に対しても耐放射線性の評価を行った。その結果、この接着強度の耐放射線性は、複合材料/鋼界面における荷重伝達モードに依存するらしいことが分かった。